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イベントレポート

2024.12.23

第60~62回コミュニケーションバーInaBarレポート

InaBarは『照明デザイナー同士のコミュニケーションをとる場を作りましょう。』という発案から始まったIALDJ会員限定のコミュニケーションバーです。
リアル感を大切に長年続いてきました。今後も Face to Faceで集うことを基本方針として開催して参りますので、まだ参加されたことのない方もマイグラス持参で是非一度のぞいてみてください。「ここだけ」の話を聞けるかも・・ご来店をお待ちしております。
出張InaBar、出前InaBar、昼下がりのInaBarなども開催いたします。お楽しみに!
参加資格:IALD-J会員
場所  :主に IALD Japan事務所
開催日 :月初めの火曜日(休み月あり、事前にメールにてお知らせ)

2024.09.03
第60回 『イタリア流の生き方に学ぶ』
スピーカー:コルベッラ・マルコ氏、ジオ・クロッティ氏
開催場所 :IALD Japan事務局

今回は、2名のイタリア人男性をゲストに迎えました。
イタリア人の多くは日本人とはだいぶ違って、物事を進めるために綿密に計画を立てることをしません。という既成概念で始まりました。
案の定、マルコさんは遅れてご来店。しかし二人は仕事があるとのことで昔の日本人のように、InaBar閉店後、会社に戻っていきました。日本人よりも日本人らしいイタリア人2名・・・『物事を進めるために綿密に計画を立てません。』納得のInaBarでした。
提供されたワインはイタリアピエモンテ州のワインでした。

2024.10.01
第61回『ほんとの空』
開催場所:IALD Japan事務局

日本100名山、安達太良山ロープウェイを降り遊歩道を少し歩き開けた薬師岳頂上広場
に「この上の空がほんとの空です」と書かれた高村光太郎の妻、智恵子が詠んだ記念碑があります。
その記念碑の写真を、そして来店者が持ち寄った「ほんとの空」の画像を、コメントを交えながら見て、楽しいコミュニケーションが取れました。
提供したお酒は安達太良山がある福島県二本松市の地酒、そして日本酒で造った梅酒。おつまみは福島の「いかにんじん」「厚揚げソフトかまぼこ」「阿武隈の紅葉漬け」、奈良の柿の葉寿司でした。
皆で画像を持ち込んでの企画は大変盛り上がりました。
今後も画像を持ち込んでの企画を続けていきたい、と思っています。

2024.11.05
第62回『調光なんてするもんじゃない』
スピーカー:馬場美次
開催場所 :IALD Japan事務所

調光を使いまくっている?馬場美次さんにお越しいただいた今回。まずは調光器の進化のレクチャーから始まりました。勿論、光源の発明・進化と密接な関係があるのですが、戦前の一部の劇場では、劇場照明の調光は舞台下に水槽を設置し塩水をを入れ、プラス・マイナスの電極を上げたり下げたりして、塩水の電導効果で深く電極を入れれば導通が良くなり明るく、電極を浅く入れれば導通が悪くなり暗くなる。電極を塩水槽から引き揚げれば消灯、という操作を行っていたそうです。
理屈を聞けば理解できますが、今考えれば調光をするには大変な労力が必要だったようです。
その後の光源、調光器の進化で現在に至っていますが、どんなに進化をしても機器なのでいつかは壊れる。現在の調光器は電子部品中心で出来ているので、それらに使っている電子部品やシステム(ソフト)は日進月歩で進化している、建築やその設備の耐久年数より遥かに寿命は短く、早めに陳腐化してしまう。建築と電子部品のシステムの寿命の大幅な違いをどう対処していくのか、そんなことで「調光なんてするもんじゃない」という話でした。
では、どうすれば良いのか?調光システムはじめ照明設備は、イニシャルで設置ではなく「調光はサブスクの方が良いかも」「建築に付帯する設備はサブスク対応できるのだろうか?」など話は盛り上がりました。