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イベントレポート

2020.02.18

石井幹子名誉理事の文化功労者顕彰を祝う会

 

日本国際照明デザイナーズ協会の名誉理事である石井幹子さん(株式会社石井幹子デザイン事務所代表取締役)が、長年にわたる照明デザイン業界の発展に尽力された功績により令和元年の文化功労者として顕彰されました。これを祝して、日本国際照明デザイナーズ協会主催で「Love the Light Love the Life, Tuesday night Fever 石井幹子氏の文化功労者顕彰を祝う会」が品川の東京マリオットホテルにて催されました。

参加者に事前に周知された当日のドレスコードは映画「サタデーナイトフィーバー」をイメージした「個性的で華やかな装い」(60~70年代がテーマ)。当日会場では、カラーライティングやミラーボール、DJ、ダンサーによるパフォーマンスなどの当時のディスコを再現した演出が行われました。
これは、石井さんがかつて建築家黒川紀章氏らと深夜に及ぶ打合せの後、同氏と設計した赤坂のDISCO「スペースカプセル」でよく一緒に踊っていたという逸話から、皆で踊る楽しいパーティにしたいという石井さんご本人の意向を受けたものでした。

 

大きな拍手の中、オフホワイトに光るドレスに身を包んだ石井さんが華やかに入場した後、発起人代表として面出薫代表理事から「ここに集まる照明デザイナーは皆石井さんの弟子であり石井幹子という先達の背中を追いかけながら業界を盛り上げて行こうとしている、石井さんの文化功労者顕彰によって照明・あかりが文化になった、これからも大きな旗を振って頂きたい」と挨拶がありました。
続いて来賓祝辞として、日本照明工業会理事である伊藤義剛氏より「石井さんはライトアップという言葉を日本に広げてくださった方、我々は価値のある照明を目指して器具を作っていく」と挨拶がありました。
その後、金田篤士専務理事より、世界中で活躍される石井さんにそれぞれの場所で時を刻んでもらいたいということで時計の記念品が贈呈されました。
そして石井さんより「照明デザインという新しく小さな分野で文化功労者など縁遠いと思っていた、できるだけ少ない光源で最大限の効果、イージーメンテナンス、大勢の人の心に届く優しい光をモットーにこれからもやっていきたい」と、55年前1965年7月に横浜から船でヘルシンキへ出発して始まった照明デザイナーとしてのキャリア、1,000を超えるプロジェクト、顕彰式のエピソードなどの話を交えた挨拶がありました。
石井さんの50年の仕事をまとめた映像が流され、続いてIALD本部Marsha L. Turner氏のビデオメッセージが流されました。

そしていよいよ石井さんが特に好きだというシャンパンで盛大な乾杯が行われ、ディスコ開始!
ダンサーによるパフォーマンスに続いて石井さんをはじめご息女の石井リーサ明理さんや参加者が踊りの輪の中にどんどんと呼び込まれ、賑やかなダンスホールの様相になりました。会場では石井さんが1965年にヘルシンキでクリスマスに飲んだという「春の水」と呼ばれていたドイツフランケン地方の白ワインが振舞われました。

石井さんは50年にわたり常に第一線で業界をリードし文化功労者という大変栄誉ある顕彰を受けてなお、若い照明デザイナーや照明業界の多くの人々と軽やかに交流し、その時間と空間を楽しむ姿は笑顔に満ちドレス同様キラキラと輝いていました。
長年の照明デザイナーとしての数々の活躍と大きな功績はもとより、それを支えた計り知れない努力と勇気と胆力に心から深い敬意を表します。

【日時】2020年2月4日(火)
【会場】東京マリオットホテル アイリス・カメリア
【主催】一般社団法人 日本国際照明デザイナーズ協会
【協賛】有限会社 アスタリスク、株式会社アンビエンテック、カラーキネティクス・ジャパン株式会社、マーチン プロフェッショナル ジャパン株式会社、株式会社レイオス(50音順)

文:田中裕美子