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イベントレポート

2023.10.17

第49回~51回コミュニケーションバーInaBarレポート

「InaBar」はIALD Japan事務所のバーコーナーで行われるユニークな「トーク&バー」。店主である稲葉さんより話題提供者が適宜指名され、基本毎月第1火曜日(祝祭日、GW、8月は除く)にハイクラスな照明の話題とワインを楽しんでいただけます。条件はマイグラスの持参。ソフトドリンクも多種ご用意しておりますのでワインを飲めない方も是非ご来店ください。

 

2023.06.06

第49回 『ユニバーサルスタジオジャパン(特にマリオエリア)最新情報をお伝えします!』

スピーカー:永島和弘さん

開催場所:事務局、オンライン

 

話題提供者は永島和弘(ながしまかずひろ)さん。ユニバーサルスタジオジャパンに行った家族旅行の帰りに、家族で来店して頂きました。

 

話題は『ユニバーサルスタジオジャパン(特にマリオエリア)最新情報をお伝えします!』とのことで、永島和弘会員ではなく、息子さんの旭陽(あさひ)君がジェスチャーを交え、目を輝かせてプレゼしてくれました。旭陽君は牛乳が大好きとのことで、牛乳でも乾杯しました。今回のInaBarはアットホームな雰囲気の会でした。

 

2023.07.04

第50回 『生物学の大学教授になりたかった私が照明屋さんになるまで』

スピーカー:中川彩佳

開催場所:事務局、オンライン

 

第50回のInaBar開店の節目に最近Affiliate会員(去年まで学生会員1期生)に登録されたばかりの中川彩佳(なかがわ・あやか)さんが話題提供の大役を引き受けてくれました。 話題は『生物学の大学教授になりたかった私が照明屋さんになるまで』照明のことなど何も知らなかった大学生が、どのようにして照明を知り、興味を持ち、照明メーカーに入社したのか、チャットのように自分と出会った良き人々(特に森田教授)、そして、松下美紀さん、節目のやり取りをチャットのように画像付きで話してくれました。 興味>チャンス>実行(努力)で現職に・・・。出会い、チャンスという節目にIALD-Jの学生会員の募集と、Enlighten Asia in Japan 2019のセミナー参加の機会があり、それが『生物学教授志望から照明分野業務志望』という分岐点だった、という話でした。これからの中川さんの活躍に期待します。

 

2023.09.05第51回 『Lights in Alingsas(アリングソス)』スピーカー:梅田かおり

開催場所:事務局、オンライン

話題提供は梅田かおり(うめだ・かおり)さん。話題は『Lights in Alingsas(アリングソス)』梅田さんが2007年にワークショップヘッドで参加した“Lights in Alingsas”。毎年スウェーデンの片田舎に世界中から大勢の観光客を集めているそうで、スウェーデンの片田舎になぜ世界中から観光客が集まるのか、“Lights in Alingsas”のひみつ、“Lights in Alingsas”の何がすごいのか?InaBarで映像を交え話して頂いたのですが、日本のライトアップイベントとの違いは何か?良く理解できませんでした。夕日や朝日のような自然界の光の方が絶対に美しく、また、スウェーデンの環境活動家にイベントを阻止されるのでは?とも思いました。 しかし、後日、“Lights in Alingsas”を調べてみて違いが分かりました。 https://www.lightsinalingsas.se/en/ “Lights in Alingsas”は、ユニークな照明デザインイベントで、プロジェクトの中心はワークショップ。テーマと照明トレイルのみが、Alingsås Energiによって事前に決定されている。ワークショップは1週間続き、照明デザイナーと学生は昼夜を問わず一緒に作業します。グランドオープンまで最終結果がどうなるかは誰にもわからない。その後、インスタレーションは10月を通して5週間見ることができる。という内容です。 また、梅田さんがイベント時に聞いた話としては、世界中から集まったワークショップの学生が、自国に帰って同じようなイベントを考えたり、自国でAlingsasや照明について伝える機会があったり、また、ワークショップヘッドとして何年後かに“Lights in Alingsas”に戻ってきたり、という国際交流の場としての働きもしており、北欧が他国の学生に対して学費をタダにする傾向が多いのは、その人たちが優れた働き手として、その国に貢献し、のちのちのその国との良い関係を築ける。という深い理由もあると言っていました。 Alingsås Energi社は、再生可能エネルギーの100%原産地ラベル付き電力を、すべての顧客に販売している会社で、2018年以来、“Lights in Alingsas(アリングソス)”の主催者であり、国際照明デザイナー協会(IALD)とも繋がりがあるとのことです。 日本のライトアップイベントは100%再生可能エネルギーからの電力のみでの点灯開催とはいかず・・・、1週間、照明デザイナーと学生が昼夜を問わず一緒に作業・・・、ありえませんね。ライトアップされた完成写真だけ見れば日本でもありそうな・・・。でもその先にあった照明デザインに対する姿勢、それらと住民とのコミュニケーション、終わってからの国際交流、それらが相まって、世界中の人々を引き付けているのでしょうね。 梅田さんにはそんなことを調べるきっかけを作ってくれた、いい話題でした。