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イベントレポート

2021.11.2

第33回~35回 コミュニケーションバー InaBarレポート

「InaBar」はIALD Japan事務所のバーコーナーで行われるユニークな「トーク&バー」。店主である稲葉さんより話題提供者が適宜指名され、基本毎月第一火曜日(祝祭日、GW、8月は除く)にハイクラスな照明の話題とワインを楽しんでいただけます。条件はマイグラスの持参。ソフトドリンクも多種ご用意しておりますのでワインを飲めない方も是非ご来店ください。

※現在は、コロナ禍の影響でオンライン開催が続いております。

 

2021.09.07

第33回 『コロナウイルスに感染して』

スピーカー:松本浩作さん

開催場所:オンライン

「コロナウイルスに感染して」という、衝撃的な話題でした。

話題提供者の松本浩作さんは新型コロナウイルスに感染して生死をさまよい、1週間前に退院されました。

「生きている自分が不思議な感じだし、生きていることに日々感動しています。医療従事者の方々の努力に感謝します・・・。」

「感染したかなと思いあたるのは、もともと肺に既往症(COPD)があり、常に息苦しいことが多かったせいもあり、私だけウレタンマスクをしていたこと。元々肺の既往症がある為、感染予防には人一倍対策をしていたつもり・・・。事務所社内にも徹底して神経質に感染対策をしていたのに・・・。」と話されていました。

 

松本さんの体験談はニュースやワイドショーで聞く話以上に怖さが身に沁みました。

 

皆さんも、松本さんの言葉「コロナウイルスに感染すると、自分が苦しいだけでは済まず、その隣の人が死ぬかもしれない。」と、こころして、自分の行動をしましょう。もう暫く、我慢して、早く普通の生活ができる日がくるのを祈っています。

今まで以上に感染対策を万全にして不要不急の外出を避けましょう!

InaBar店主:稲葉裕

 

 

2021.10.05

第34回 『ぶらり・あらかると~今だから地産地消のスポット紹介』

スピーカー:内原智史さん

開催場所:オンライン

 

話題提供は京都北野天満宮そばで生まれた内原智史さん。

今回は照明の話というよりも、生まれ故郷の京都や愛媛のちょっと気になる「地産地消」を紹介する「ぶらり・あらかると~今だから地産地消のスポット紹介」というテーマでした。

 

一つ目は、内原さんが子供のころ遊んでいた大徳寺・高桐院。四季いつ行ってもメチャ綺麗で絶対お勧め。という話から始まり、

 

二つ目は、鶴屋吉信の京観世、俵屋吉富の雲龍、というよく似ているお菓子屋さんの話。

お店も近くに構えているが、それぞれ経営が成り立っている。

内原さんは成り立っている理由を「京都の人はいつも悪口にさらされているため『味が変わった、と言われたくない。』そんな思いでそれぞれの店が切磋琢磨、味にこだわり、伝え、守り続けているから。」と言っていました。

また、「そのカゲ口・悪口は愛情あっての叱咤激励なんです。」と京都人として付け加えておきたい、とのこと、でした。

 

最後に、愛媛内子の江戸時代から6代にわたって手作りで和蝋燭を作り続けている大森和蝋燭屋の紹介。今は息子が6代目(オヤジ)の背中を見ながら熱湯のような(普通の人はやけどをする)溶けた蜜蝋に素手を入れ和蝋燭を製作。これを販売して家族みんなが生活できる。伝統を守り、後世に技術を残し生活を続ける。カッコいいですね。

そんな話題中「カッチ」と、内野さんが感動して大森和蝋燭屋の和蝋燭を購入してしまいました。

InaBar店主:稲葉裕

 

 

2021.11.02

第35回 『照明学会ってナニ?』

スピーカー:小山憲太郎さん

開催場所:オンライン

 

照明学会誌第1号(1917年)の画像が映し出され、始まりました。

話題提供は今年の春から照明学会東京支部・支部長になった小山憲太郎さん。

昔の学会誌のアーカイブスはJ-STAGEで閲覧できるそうで、戦前、戦後の照明学会誌の論文を読むと時代背景が良くわかります。

 

照明学会の支部は全国に9支部あり、北海道支部、東北支部、九州支部・・・と、なぜか、東京だけ支部名が関東支部ではありません。

それは電力会社が照明学会を作り、支部が電力会社の中に事務所を置いていたので、そのような支部名になったとのこと。納得でした。

 

来店者からは、今までも開催されていましたが、コロナ禍が終わったら、普段は見られない施設や、照明器具工場の見学など、面白い企画をお願いします。といった照明学会東京支部に対する要望も多々出た回でした。

InaBar店主:稲葉裕